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ボトックス注射

ボトックス注射とは

ボトックス注射は、ボツリヌス菌から作られたボツリヌス毒素を使用した治療法です。この毒素は、筋肉の収縮を促す神経伝達物質であるアセチルコリンの放出を抑制することによって、筋肉の動きを一時的に弱めます。この作用により、「表情によって生じるしわの改善」、「顔のエラの解消」、「ふくらはぎの張りの軽減」など、様々な美容効果が期待できます。また、多汗症や特定の筋肉疾患の治療にも応用されています。

ボトックス注射の特徴

あごやエラがスッキリする効果

顔のエラ張りは、歯の食いしばりや硬いものを頻繁に食べることによる咬筋(こうきん)の発達が主な原因であることが多いとされています。ボトックス注射をエラ周辺の咬筋に施すことで、これらの筋肉を縮小させ、顔の輪郭をよりスッキリと見せる小顔効果を実現することが可能です。さらに、この治療は咬筋の過剰な使用を抑制するため、歯軋りや顎関節症の症状の改善も期待できます。

おでこや眉間などのしわ改善

眉間のしわは、皺眉筋(しゅうびきん)と鼻根筋(びこんきん)という表情筋の過剰な動きによって生じます。これらの筋肉は、眉を寄せるときに働き、しわを形成します。ボトックス注射をこれらの筋肉に施すことで、筋肉の動きを一時的に抑制し、筋肉が固定されます。結果として、皮膚の上に筋肉の動きによる圧力がかからなくなり、おでこや眉間のしわが形成されにくくなります。

肩こりの改善

肩こりは、主に首から肩にかけての筋肉、特に僧帽筋群の緊張状態が持続することで、痛みが慢性化する症状です。ボトックス注射を僧帽筋に施すことで、これらの筋肉の過緊張を緩和し、筋肉の緊張が原因で生じる肩こりの症状を軽減することが可能です。治療後約1週間で、筋肉の緊張が緩和され始め、肩の痛みや不快感が減少し、肩こりによる日常生活への影響が軽減されます。

脚痩せ効果

ボトックス注射は、顔のしわを目立たなくするためだけでなく、脚痩せ効果にも注目されています。特に、「ししゃも脚」と呼ばれる筋肉が発達したふくらはぎに悩む人にとって、マッサージや運動では解消が難しいこの問題に対して、ボトックス注射が有効な解決策となり得ます。ボトックスをふくらはぎの筋肉に注入することで、筋肉の過剰な緊張を緩和し、筋肉のボリュームを縮小させることが可能です。この結果、よりスリムな脚のラインを実現し、脚痩せの効果が期待できます。治療後、効果を実感するまでには約2〜3週間かかることが一般的です。

脇の多汗症やワキガの改善

脇、手のひら、足の裏などの過剰な汗や臭いに悩む人々に対し、ボトックスを注入することで、発汗を促す神経伝達物質であるアセチルコリンの放出を抑制します。この作用により、エクリン汗腺からの汗の分泌が減少し、結果として汗や臭いの問題を改善することが可能です。ボトックス注射の効果は、治療後4〜9ヶ月間ほどで、多汗症の症状の軽減を助けます。

ボトックス注射の使用機器・使用薬剤

ボトックスビスタ

フュージョンクリニックでは、ボトックス注射においてアラガン社製のボトックスビスタを使用しています。この筋弛緩剤は、アメリカのFDA(食品医薬品局)から安全性と有効性を認められた製剤です。ボトックスビスタは筋肉の過剰な収縮を抑制することで、しわの改善や筋肉関連の症状の緩和に役立ちます。日本では厚生労働省により製造販売が認可されており、眉間のしわ、目尻のしわ、おでこのしわ、エラの張り、鼻のしわといった様々な部位の美容治療に広く用いられています。

ボツラックス

ボツラックスは、韓国のHugel社が製造する筋弛緩剤です。
この製剤はKFDA(韓国食品医薬品安全庁)に医薬承認されています。ボトックスビスタと効果や持続期間は同等であり、いわゆるジェネリック薬品(後発薬品)に相当します。そのため、ボトックスビスタに比べて施術費用を抑えることができます。
安価であるからと言って、効果や安全性が劣っているわけではないのでご安心ください。

ボトックス注射はこのような方にオススメ

おでこ・眉間・目尻のしわの改善を望む方

早期のエイジングサインに対処したい方

エラの張りを改善したい方

歯軋りや食いしばりを改善したい方

ワキ汗やワキ汗の臭いが気になる方

肩こりや肩の張りを改善したい方

ボトックス注射のリスク・副作用について

副作用①:注入部位の痛み、腫れ、赤み

ボトックス注射に伴う副作用として、「注入部位の痛み、腫れ、赤み」が挙げられますが、これらは一般的に軽度で一時的なものです。ボトックス注射時の痛みは、採血や点滴と同程度の痛みです。使用される針の太さは採血針(0.4~0.7mm)よりも細い針(約0.2~0.3mm)です。また、痛みを軽減するために、施術前の皮膚の冷却や麻酔薬の塗布を行います。注射後には、注入部位に一時的な「腫れ」や「赤み」が見られることがありますが、これらの副作用は、数日以内に自然と解消します。

副作用②:頭痛

ボトックス注射後に起こりうる副作用の一つとして頭痛が挙げられます。特に、おでこや眉間などの顔周辺にボトックスを注射すると、頭痛が生じるケースがあります。これは、ボトックスがしわを改善するために注入された部位の筋肉を弛緩させることで、これまで緊張していた筋肉の急なリラックス状態が原因で起こります。筋肉が弛緩することで、その周辺の筋肉が補助的に緊張状態になり、その結果として頭痛が引き起こされると考えられています。

リスク①:不自然な表情

ボトックス注射は、しわの改善や顔の表情筋の調整に効果的ですが、不適切な施術により不自然な表情を引き起こすリスクがあります。特に「スポックブロー」(眉尻が不自然に引き上がる状態)と呼ばれる現象は、ボトックスの過剰な作用によって生じます。この問題の原因は、主に注入量の誤りや注射箇所の選定ミスにあります。また、適切な回数を超えたボトックス注射も同様の不自然な表情をもたらす可能性があるため、医師と十分に相談し、個々の状態に合わせた計画的な施術を心掛ける必要があります。

リスク②:皮膚がたるみやすい

ボトックス注射は、エラの張りや顔の筋肉の過剰な緊張を緩和する効果がありますが、一部のケースで皮膚のたるみを引き起こすリスクがあります。特に、咬筋が発達している人は、咬筋が緩和されることで周囲の皮膚にたるみが生じやすいです。これは、筋肉のボリュームが減少することにより、それを支えていた皮膚が余分になり、たるみとして現れるためです。加えて、40代以降の中年期には皮膚の弾力性が自然と低下するため、ボトックス注射後のたるみがより顕著になる可能性があります。ボトックス注射後のたるみを防ぐためには、治療前に医師としっかりと相談し、個人の状態に応じた適切なボトックスの量を決定することが重要です。

ボトックス注射の施術の流れ

治療前

初診:専門の医師が相談を行い、肌の状態確認や治療の目的をお伝えします。
診断検査:皮膚の状態を確認するため、写真撮影や皮膚のチェックを行います。

治療当日

局所麻酔の使用:局所麻酔は、注射による痛みや不快感を軽減するために用いられることが一般的です。局所麻酔以外にも、痛みを軽減する方法として「麻酔クリーム」「注射箇所の冷却」があります。

治療当日の注意点:
・アルコールの摂取を控える
・アスピリンなどの血液を薄くする薬の一時中止(事前に医師にご相談ください)
・当日の激しい運動は避ける
・長湯やサウナなども当日はやめる

治療:治療の要する時間は30分(麻酔クリームがある場合は時間がかかる)

治療後

アフターケアの指示:
治療後の肌のケアに関する指示が提供されます。これには、保湿の徹底、日焼け止めの使用、一定期間の激しい運動やサウナの使用を避けるなどが含まれます。
フォローアップ:
通常、治療後には2週間~1か月以内にフォローアップの予約が入ります。これは治療効果の評価や必要に応じて追加の治療を計画するためです。

ボトックス注射のよくあるご質問

Qボトックス注射はどれくらい持続しますか?

Aボトックス注射の効果の持続期間は一般的に3〜4ヶ月とされていますが、注射部位によっては4〜6ヶ月程度持続する場合もあります。特に、エラやふくらはぎなどの筋肉が大きい部位に施されたボトックス注射は、より長く効果が続く傾向にあります。この持続期間に幅がある主な理由は、使用されるボトックスの量や個々の人の体質、筋肉の反応の違いによるものです。

Qボトックス注射はすぐに効果が見られますか?

Aボトックス注射後の効果は、施術直後にはすぐには現れません。実際、効果が徐々に現れ始めるのは注射後2〜3日後からであり、変化のピークを感じるのは1〜2週間後とされています。

Qボトックス注射後、日常生活に影響はありますか?

Aボトックス注射後、多くの場合、患者はいつも通りの日常生活を送ることが可能です。施術直後でも化粧や洗顔、軽い入浴は問題なく行えるため、日々の生活に大きな制約はありません。しかし、注射部位への負荷をかけないために、施術後数時間は激しい運動や高温の環境(例えばサウナ利用や熱いお湯での長風呂)を避けることが推奨されます。

Qどのような方はボトックス注射に適さないでしょうか?

A下記に該当する方は糸リフト治療に適さない可能性があります。
・神経筋疾患の方 (重症筋無力症、Lambert-Eaton症候群、筋萎縮性側索硬化症など)
・妊婦中(妊娠する可能性のある方)、授乳中の方
・緑内障の方
・喘息などの慢性呼吸器疾患のある方
・高齢者の方(65歳以上)
・未成年の方
・過去にボトックス注射で副作用を経験した方
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